ぶきようなぶろぐ

MUGENキャラ作ったりプラモ作ったり…と不器用が不器用なりになんか作るブログ、だと思う。

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アギト外伝 仮面ライダーG3-X 【1】

まえがき

ツイッター上での与太話をなんとなく形にしたものです。
ただの妄想SSなのでそれらが苦手な方はスルーしてください。
なお、ただの2次創作なので本編やその他関連書籍とは一切関係ありませんのであしからず。
1つのエピソードが5分程度で読めるものなので、暇な時にでも読んで頂ければ幸いです。

以下本編



プロローグ

Baidu IME_2015-10-14_18-12-57

強力なアンノウン2体と対峙する、3体の戦士。
1つは緑の肉体に鋭利な突起物が生え、咆哮を上げる。
1つは青の鎧を身に纏い、銃声を轟かす。
1つは輝く神秘の体で、相手を翻弄する。
3体の戦士はアンノウンと呼ばれる異型の生物と戦い勝利した。
そして神秘の戦士"アギト"は上昇する黒い青年に向かい必殺のキックを放つ。
雄叫びを上げる黒い青年とアギト。
まもなくして輝く"何かは"爆発した。
「津上!!」「津上さん!!」
残された2人の戦士が彼の名を呼ぶ。
ここに長い戦いに一つの終止符がうたれたのだった。




1.再会

戦いから早半年、真夏の暑さから氷川は襟元を開け、手をうちわのようにして扇ぐ。
G3ユニットから離れ、普通の刑事としての仕事に戻った氷川は
強盗や殺人などの"怪物"とは無縁の事件を追っていた。
ただ敵を倒せばいいアンノウンとの戦いとは異なり、人間を相手にするのは厄介なものだ。
嘘をつき、人質をとり、更には警察を出し抜き逃亡する。
なにより同じ人間に銃を突き付けるのはあまり気持ちのいいものではない。
アンノウンと1年間戦っていた氷川には、人間を相手にするより
異型の怪物を倒す方がいくらかマシだ。と考えるようになっていた。
そんな仕事柄の悩みで憂鬱な氷川はある飲食店に向かっていた。


Baidu IME_2015-10-14_18-20-52

「いらっしゃいませー♪」陽気な挨拶で出迎えてくれたのは津上であった。
半年ぶりの彼の声で氷川の心に晴れ間がさす。
「あれぇ?氷川さん、どうしたんです?久々ですけど」
「ある事件で近くに来ていたので…」と氷川は説明する。
「へぇ~。あっでも仕事中なのに大丈夫なんですか?」
「事件は既に解決しました。お昼がまだだったので食べてから戻ろうと思いまして」
そんな話を交えた後、氷川は席に案内されメニュー表を持つ。
どれも美味しそうで選び難い料理ばかりだ。
「いやーまさか氷川さんが来てくれるとは、ラッキーです」
唐突な津上のセリフに困惑する。
「実は近々、自分の店を出すことにしたんですよ!」
更に突拍子もない事に困惑する。
「それは、突然です…ね」氷川が言葉を返す。
「実は前々からやろうとは思ってたんですが、予算がですね…」
津上は淡々と話す。
「でも宝くじが当たりまして!」
「え!?」
「まぁ2等でしたけどね」
そう言ってドヤ顔をかます津上。
以前テニスのインターハイで準優勝をした事を自慢した自分を思い出した。結構ムカつく。
「それでもお店を建てる分には十分ですけどね」
氷川は津上の料理を何度か口にしているから分かる。
彼の料理は絶品だ。その彼が半年の間プロの元で修行を重ねたのだ。美味しくないわけがない。
氷川の口によだれが溢れる。
「まさかこんなにも早く氷川さんに報告できるなんてラッキーです!」
満面の笑みであった。
「でも宝くじなんてホントに当たるんですね…」
氷川はよだれを呑み込み、話を続ける。
「こう、頭にビビっときましてね!そのとおり番号を書いたら見事に当選!ハハハハ!」
魚の口に指をつっこみ品定めする男だ、宝くじの当選番号ぐらい当ててしまう気がする。
なんて訳の分からない事で納得する氷川。完全に津上に毒されている。
「オープンしたら招待状出すので是非来てくださいね!」
「はい」
まるで彼が"アギト"とは思えないほど彼は普通である。
ただの人間である氷川より、普通と呼べる気がする。
普通なんて曖昧な言葉ではあるがとにかく普通だ。
「葦原さんや真魚ちゃん達も呼ばなくちゃな~」
懐かしい名を聞き、半年前の記憶が蘇ってくる。
「沢木!いつまで喋ってる!」
厨房から男の声がする。
沢木哲也、津上翔一の本名である。
「すいません! …じゃゆっくりしていって下さい氷川さん」
そう言い津上は厨房へと向かう。
一人となり再びメニュー表に視線を移す氷川には、憂鬱だった心は消えていた。

------------------

「よぉ氷川」と背後から聞きなれた声がする。
警視庁捜査一課のベテラン刑事、河野浩司だ。
「なんだ、やけに調子良さそうな顔だな」
この人は感が鋭い、やはりベテランデカは伊達ではないようだ。
「えぇ、実は先ほど津上さんに会いまして」
「津上?確か俺たちが逮捕したり、G3-X装着したり、実はアギトだったアレか?」
いつも何かしら抜けている河野さんが合っている!?
そんなどうでもいいことで驚愕する。

なるほどな、と全てを見透かしたような口ぶりの河野。
「おっと、こんな話をしてたら忘れるところだった」
やはり抜けていた河野であった。
「なんか分からんが、上のお偉いさん方がお呼びだぞ?」
「僕をですか?」
まるで教師に呼びだされる憂鬱な気持ちが沸き上がる。

------------------

扉を開け、会議室に入室した氷川は北条透と尾室隆弘の存在に気づく。
「氷川さんお久ぶりです!」
心底嬉しそうに笑う尾室。
「氷川さん、お久しぶりです」
口元をニヤリと歪ませ、クールな声で挨拶する北条。
北条の今にも嫌味が飛んできそうな笑顔に、氷川の心は身構えた。

Baidu IME_2015-10-14_18-15-1

「おそらく噂ぐらいは聞いてると思うが、例の"宗教"絡みの事件だ」
警視庁の幹部会の一人が説明を始める。
例の事件とは、北条が捜査している事件だ。
とある新興宗教なのだが、近頃この宗教に関わった人物が失踪、または死体として見つかるという事件だ。
「この宗教が絡む事件には謎のマークが関わっているようでな、全ての死体に同じマークの遺品が残されていた」
その宗教のエンブレムか何かか?なんにせよ自分たちの犯行を知らしめるための物だろう。
カルト宗団の奇怪な連続殺人事件だ。
だがそんな事件でなぜ自分が呼ばれるのか?
捜査を担当している北条が呼びだされるのはともかく、なぜ自分と尾室が呼ばれるのか?
その疑問は次の瞬間にかき消された。

「そのマークというのがこれなんだが」
差し出された写真を見た氷川は懐かしさを感じた。
だが同じ懐かしさでも、津上や北条と出会った時とは異質である。

「コレは"アギト"のマークです…」

氷川の口調からは、先ほどまでの調子の良さはなくなっていた。









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